2009年5月24日日曜日

tuesdays with Morrie

教授による「人生」をテーマにした最後の講義は毎週一度、彼の家の窓の傍でピンクに色づくハイビスカスを眺めながら行われた。
講義は火曜日に行われた。
講義のテーマは「人生の意味」。
教科書はなかったが、愛、仕事、社会、家族、歳をとること、許すこと、そして最後に死について、と非常に多くの内容が語られた。
葬式が卒業式の代わりだった。
教授の最後の講義の生徒は一人だけだった。
それが私だった。

「tuesdays with Morrie」を読み終わりました。
ALS筋萎縮性側索硬化症(徐々に筋肉が言うことを聞かなくなり、最後は肺すら動かせなくなり、死に至る病)に冒された恩師を看病しながら、主人公が人生の何たるかを学んでいくというストーリー。
呼吸が徐々にできなくなってくる恐怖はハンパじゃないだろう。
それでも、モーリーは優しく、静かに人生を語る。

「私はじきに誰かに尻を拭いてもらわなければ、用さえ足せなくなる。でもそれは恥ずかしいことじゃない。誰にも頼らずに生きている人間などいないのだから。」

もう一回読もう…

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